【国立新美術館】古典×現代2020ー時空を超える日本のアート

美術

国立新美術館 再開!

新型コロナウイルス感染症の感染予防拡散防止のため、2月29日(土)から臨時休館していた東京・六本木の国立新美術館

感染拡大予防の措置を講じた上で、
「古典×現代2020ー時空を超える日本のアート」が開幕した。

会期は6月24日(水)~8月24日(月)に変更されての開催となる。

感染拡大予防のための措置

乃木坂駅6番出口から国立新美術館へ続く専用通路の検温コーナー

千代田線乃木坂駅で降り、美術館直結の6番出口を出ると、サーモグラフィカメラによる検温コーナーが!

体温測定は美術館の正面入り口(六本木側)と合わせて2か所で実施しており、必ず通過しなければ入場できない仕組みになっている。


また、混雑緩和のため、「古典×現代2020ー時空を超える日本のアート」では事前予約制(日時指定券)を導入している。

予約した時間になるまで展示室内に入場できないため、予約時間よりも早く到着した場合は展示室の前で待つ。

間隔を空けて列を作るように誘導され、スマートフォンでオンラインチケットを提示してスムーズに入場することができた。



古典×現代2020-時空を超える日本のアート

会場入り口の様子

古典美術と現代美術を組み合わせ、日本のアートの魅力を新たな視点で見つめ直す展覧会。


古典美術として取り上げられるのは、浮世絵、刀剣、仏像、陶器など、美術や歴史の教科書に出てくるような名品揃い
そしてコラボレーションする8人の現代作家たちも、それぞれの表現手法で既に評価を確立している超有名作家ばかりだ。


それぞれの作品・作家について知っていても、組み合わせることでとどんな化学反応が生まれるのか、想像がつかない。
美術が好きなら絶対わくわくしてしまう試みである。

筆者
筆者

ここからは展覧会の見どころをネタバレせずにご紹介!

こんな人におすすめ

1.伊藤若冲展or葛飾北斎展の行列に並んだことがある人

近年の浮世絵展の集客率は異常だ。

2016年に東京都美術館で開催された「伊藤若冲展」、2019年に森アーツセンターで開催された「葛飾北斎展」などが記憶に新しいが、どちらも凄まじい行列で話題となった。

「作品の前で立ち止まらずにお進みください」というスタッフからのアナウンスに、これが美術館か?と辟易した方も多かったのではないだろうか。

この展覧会では、若冲も北斎も、(出品数は少ないが)じっっっっくり観ることができる

こんなに空いている状態で若冲や北斎と対峙できる機会はなかなかない。
「密」にならない工夫をしてくれている美術館に感謝である。

2.禅、仏教、仏像が好きな人

神社やお寺へ行ったり、お経を耳にしたりすると、心が静かな場所へワープするような気がする。
宗教美術に現代作家が新たなアプローチを加えることで、日本独自の宗教観をより魅力的に引き出している展示が多数。


日本の現代哲学に大きな影響を与えた仙厓義梵の禅画と、その思想と循環するかのように配置された菅木志雄のインスタレーション。

円空の仏像が「仏像」というジャンルを飛び越えて存在感を放つ、棚田康司の精緻な木彫との関係。

日光菩薩と月光菩薩を拝むシチュエーションとして、これ以上に感動的な場所があるだろうか!と拍手したい、建築家・田根剛の空間演出。

仏教に縁が深い人も、そうでない人も、日本人じゃない人さえも、自分の中の日本人の部分を感じることができるだろう。

3.キュレーション、展覧会を作ることに興味がある人

鑑賞中終始感じるのは、「この古典美術とこの現代作家を組み合わせたセンス!ドヤ!」という、展覧会企画者側の鼻持ちならない「ドヤ感」である。
悔しいがお見事と言わざるを得ない!

「展覧会企画者はどうやってこの展覧会を思いつき、どうやって実現させたのか?」ということを考えながら鑑賞するのも面白い楽しみ方だろう。

たとえば・・・

・まず展示してもらいたい現代作家8名を選出して、そのあとそれぞれの作家にマッチさせる古典美術を選んだのか、その逆か。

・もともと古典美術に影響を受けている現代作家を選んだのか、それとも、この展覧会の企画を作家に持ちかけて、古典美術とのコラボレーションを意図した作品を新たに作ってもらったのか。

・だとしたら、一体何年前から出展を依頼していたのか。

・秘宝扱いされているような仏像や刀剣を美術館で展示するためには、どんなプロセスが必要だったのか。

などなど、自分がもしこの展覧会を企画する人だったら、と考えるとより一層面白い展覧会である。

4.一人でじっくり鑑賞を楽しみたい人

現代美術の展覧会では、撮影可能な展覧会が最近とても多い。
しかし、この展覧会は一部の作品を除いて基本的に撮影NG。

最近撮影可の展覧会ばかり観に行っていた私は、少し残念だな、と思ったが、すぐにその考えは覆った。

作品を背景にしてポーズを取る人や、作品にかじりついて写真を撮る人がいない展覧会は、こんなにも平和なのか!!!

カップルや家族連れがデートやアミューズメント感覚で訪れる雰囲気ではなく、落ち着いて鑑賞できて良かった。




撮影の注意

上に「一部の作品を除いて基本的に撮影NG」と書いたが、撮影可能な作品がある。
入って4番目の部屋の、「刀剣×鴻池朋子」の作品だ。

撮っていい場所が決まっている!

撮影可能なポイントから必死に撮影する鑑賞者の図

展示室に入って右の方の床に、「撮影スポット」と書かれた丸い印が3か所ある。
その丸の地点から のみ 撮影が可能なので注意!
その限られた3か所から様々な構図を狙う遊びが楽しめる。
また、動画撮影は不可なのでルールを守って撮影しよう。





筆者
筆者

ここからはチケットの購入方法を詳しく解説!

【重要】チケット購入方法

混雑緩和のため、全ての鑑賞者の入場は事前予約制

チケットをこれから買う人も、無料鑑賞券や事前予約券を既に持っている人も、必ず下記リンクから日時指定鑑賞予約をしなければならない。

手数料は無料で、入場時はQRコードを提示するのでとても簡単。(もしくはチケットをプリントアウトして持参。)

新規購入の支払い方法はクレジットカードd払いから選択できる。

こちらの、チケットに関するページを全て読んだ上で、「オンラインチケットご購入はこちら」という赤枠のボタンから予約に進む。

古典x現代2020時空を超える日本のアート
古典x現代2020時空を超える日本のアート公式ホームページです。
観に行く人は必ず時間指定予約をする必要がある。ここまでは全員共通。

「日時指定観覧券」と「日時指定券(無料)」の違い

ここで間違えないように注意。

ここが少し混乱する部分だ。

新規購入の一般、大学生、高校生は、該当区分の枚数を指定し、「日時指定鑑賞券」の支払い情報入力へ進もう。

「◆◆◆日時指定券(無料)◆◆◆」を選択するのは下記の方。

既にチケットを持っている方(会期変更前に前売りチケットを買った、無料鑑賞券をもらった、等→支払い不要)
中学生以下の方(入場無料)
障害者手帳をご持参の方と付添の方(入場無料)
キャンパスメンバーズ、ぐるっとパス所持者、割引対象者など(当日美術館チケット売り場で割引の証明ができるものを持参し、現地で支払い)

また、新規購入なのだが、クレジットカードまたはd払いでの支払いができない方も、「日時指定券(無料)」を予約の上、当日美術館チケット売り場で現金等での清算が可能とのこと。


最近別の美術館の日時指定チケット予約に大苦戦したので、この展覧会のチケット予約はとても簡単に思えた。
手数料無料、QRコードで入場という点も嬉しい。
日時指定画面に残りの空き数が表示されるのも、空いている時間を狙えてとても良い。

「古典×現代2020ー時空を超える日本のアート」
会場 国立新美術館 企画展示室2E
会期 2020年 6月24日(水)ー8月24日(月)※会期変更
休館日 毎週火曜日
開館時間 10:00-18:00 入場は閉館30分前まで(※当面の間、夜間開館は中止)
観覧料 一般 1,700 円/ 大学生 1,100円/ 高校生 700円/ 中学生以下および障がい者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。
◆「古典×現代2020―時空を超える日本のアート」公式ウェブサイト
https://kotengendai.exhibit.jp/index.html

筆者
筆者

次のページはネタバレ注意。
筆者が大感動した、「本当に観られてよかった作品

コメント

タイトルとURLをコピーしました